公益社団法人東京都獣医師会足立支部

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防災

足立区の動物救護所

足立区と獣医師会が結んだ防災協定により、災害時には動物救護所が設置される予定です。
救護所では主に犬・猫を対象に傷病動物の救急治療、被災動物の保護などを行い、元淵江公園と都市農業公園の2ヶ所に設置される予定です。

元淵江公園

東京都足立区保木間2-17-1
・東武線竹ノ塚駅東口からバス 保木間仲通りバス停下車 徒歩5分
・駐車場あり
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都市農業公園

足立区鹿浜2-44-1
・東武線西新井駅、もしくは日暮里舎人ライナー西新井大師西駅より 「鹿浜都市農業公園行」バス終点下車
・その他路線バス「鹿浜5丁目」バス亭より徒歩5分
・駐車場あり(有料)
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動物を飼っている区民の皆様へ

動物を飼っている区民の皆様へ

災害に備えて動物避難の準備と心得

平成15年1月に獣医師会と足立区の間で防災協定を結びました。
災害時に迅速かつ安全に動物と飼い主の方が一緒に避難(同行避難)出来るよう、足立区と一緒に検討しています。
お住まいの地域に避難勧告が発令されたら、飼っている動物を同行して避難所にお連れ下さい。この場合の動物とは犬、猫、小鳥、その他小動物とします。

被災したらうちの子はどうなるの?

足立区では動物は同行避難が原則です。飼い主さんと一緒に地域の避難所に避難して下さい。ただし、避難所は多数の方が集まる為、避難施設内でいつも一緒にいることは出来ないかもしれません。状況に応じ、各避難所の判断にゆだねられます。
いろいろな状況に対応できるように、ケージ・キャリーは必須です。

備えあれば憂いなし

人間のための避難用品に加えて、動物のためにも避難用品は用意しておきましょう。例えば以下のようなものが必要です。

必要なもの

2~3日分は最低でも
2~3日分は最低でも。ドライフードがおすすめ
食器 携帯用もあります
ケージ・キャリー もしもの時には必須です。
リード 他の避難用品と一緒に
首輪・胴輪 他の避難用品と一緒に
ペットシーツ 軽量で何かと便利
糞取り 被災時には衛生管理が重要です
手帳など 住所や連絡先、名前、病歴、予防歴、食の好みなど記入し、飼い主さんと一緒に写った写真を貼っておくと良いでしょう。
お薬 持病がある場合、そのお薬、予防薬等
普段からの予防が大切!

普段からの予防が大切!

避難所や救護所では伝染病が蔓延する可能性があります。このため、普段より狂犬病予防接種・混合ワクチン接種を受けておくべきです。公衆衛生上から外部寄生虫(ノミ、ダニ、シラミなど)の駆除・予防も重要です。

この子どこの子?身元の確認できるものを!

犬には法令で鑑札をつけるように決められています。猫にはこうした決まりはありませんが、災害が発生したときに、どなたが飼っているかがすぐにわかるように迷子札をつけておくことは大切です。
鑑札・迷子札に加えて、マイクロチップを入れておくとさらに良いでしょう。
マイクロチップは注射器で体に入れる小さなIDチップです。首輪が抜けてしまっても身元確認ができます。近年普及してきており、獣医師会でも推奨しています。動物病院で入れることが出来ます。

やっぱり基本的なしつけが必要です

やっぱり基本的なしつけが必要です

避難所には動物を飼っている方だけでなく、大勢の方が集まっています。飼い主の方が動物と一緒に避難をし、避難所生活を送るためには『しつけ』が非常に大切です。無駄吠えをしない、「待て」ができるなど、飼い主の言うことを聞くように、しつけを普段からおこなっておいて下さい。

飼主ネットワーク

実際の災害時には様々な困難が待ち受けています。普段から地域の人たちや飼い主の仲間のコミュニケーションを図っておくと、もしもの時には大きな助けになるでしょう。迷子のあなたのワンちゃんをご近所の方が保護してくれるかもしれません。困った時の助け合いです。

避難訓練に参加しましょう

普段より、訓練の中であなたや家族、そして飼っている動物をどのようにどんな経路で避難させるのかを知っておく必要があります。参加してみてわかることも多いはずです。

避難所を運営される方々へ

動物との同行避難をふまえ、安全で快適な避難所にするために

大規模な災害が起こった時、それぞれの地域には避難所が開設され、地域住民の方々が避難してきます。避難に際して、人間の安全確保が最優先されるべきことは当然のことですが、被災者のなかには飼っている犬・猫などのペットと共に避難してくる人たちも多くいることでしょう。
ペットと共に避難することは単に動物たちの生命を守るだけでなく、家族の一員であるペットと離れることによる精神的なダメージを避けることができます。また被災者がペットを置いては行けないからという理由で避難所へ行くことをためらい、より危険な状態に陥ることを防ぐことにもつながります。
足立区では、災害発生時に飼主がペットと共に避難する「同行避難」を提唱しています。ですから避難所には多くのペット同伴の被災者が避難して来ることが見込まれます。しかしながら、被災者の中には動物が苦手な方、アレルギーなどの病気をお持ちの方など、いろいろな方が居られるはずです。避難してきた住民の方々がいかに快適に安心して避難所生活をおくれるようにするにはどのようにしたらよいのか、連れてきた動物をどうしたらよいのか、避難所運営会議委員の皆さんが自分の地域の避難所では、なにが必要で、どう対処したらよいのかを日頃から話し合っておく必要があります。

飼主と一緒に避難してきたペットをどのようにして受け入れたらよいのか?

足立区が作成したマニュアルによれば各避難所の実情に応じて決めることとされています。だからといって、「私たちの避難所ではペットは入れない」という考え方は、現実問題として受け入れられないでしょう。そのためにもまず地域の状況を把握する必要があります。避難所運営会議委員の皆さんは会議の上で、次にあげることに取り組まれると良いでしょう。
 

  • 地域の方々に避難訓練への参加を積極的に促す。
  • 町会自治会等を通じてペットの飼育状況を把握するように努める。
  • 実際にペットを飼っている人にも運営委員会に参加してもらう。
  • 避難所内での動物たちの居場所を決めておく。
    (人と一緒にいるのか、動物だけ集めるところをつくるのか、等)
  • 避難所で動物を飼うことのルールをきちんと話し合っておく。
  • 実際にペットを飼っている人にも運営委員会に参加してもらう。
動物の苦手な方々にも受け入れられるような仕組みとルールをあらかじめ話し合っておくことが、より安全で快適な避難所生活につながります。必要な情報等について、獣医師会としてお手伝いできることがいろいろございます。ぜひご相談ください。